土質及び基礎・地質」カテゴリーアーカイブ

一般県道園井里庄線 軟弱地盤技術解析


ブロックサンプリング

解析モデル
工期 令和元年10月24日 ~ 令和2年2月14日
発注者 岡山県備中県民局 建設部 井笠地域工務課

業務の概要

本業務では、一般県道園井里庄線の道路改良工事に関し、盛土構造物が計画されている区間の軟弱地盤技術解析(地盤破壊、地盤圧密に関する現況地盤解析)を行った。 当地域では谷底の低地部に、粘性土を主体とした沖積軟弱層が厚さ3m程度分布しており、盛土構造物の構築にあたり、沈下・安定上の問題が懸念された。解析に先立ち、ブロックサンプリングにより乱れの少ない試料を採取し、室内土質試験を行って土質定数を設定した。解析の結果、すべり破壊に対する安定性は満足しており、残留沈下量も許容値内に収まることが判明した。

伊里川護岸 軟弱地盤対策工設計


施工前

施工後
工期 平成24年6月21日 ~ 平成25年2月28日
発注者 岡山県備前県民局 建設部 東備地域工務課

業務の概要

本業務では、二級河川伊里川の護岸修繕計画に関する詳細設計(軟弱地盤技術解析、護岸詳細設計、仮設構造物詳細設計)を行った。 計画区間は、河口より約 100m 上流に位置する右岸部であり、県道穂浪吉永停車場線に沿った道路兼用護岸である。この護岸は、目地開きや沈下による傾動、路面の陥没等、変状が著しく、終局限界状態であった。過年度の変状点検調査では、変状の進行性は認められなかったものの、本業務の履行期間中に、護岸の倒壊が発生した。本工事にあたっての施工条件は、仮土留めによる片側交互通行である。護岸構造は、この仮土留め用の矢板をすべり破壊防止として施工後も残置する計画とし、鋼矢板を併用した重力式擁壁の形式を採用した。

津山市中部2期地区 下高倉西工区 地すべり対策設計


施工前

施工後
工期 平成27年10月20日 ~ 平成28年3月31日
発注者 岡山県美作県民局 農林水産事業部

業務の概要

本業務は、津山市中部2期地区の下高倉西工区において、地すべりの運動状況を把握し、地すべり発生機構の解明を行い、適切な対策工事を計画・立案することを目的とした。本業務では、6-7ブロック他、合計8ブロックを対象とし、地形測量と詳細設計(地盤特性の検討、機構解析、安定解析、対策工法の検討)を行った。基盤地質は、新生代新第三紀の堆積岩類(勝田層群)である泥岩層であり、地すべり面は強風化部と新鮮部の境である。地すべり土塊の層厚は5~10m程度である。対策工法は、水抜きボーリング工やグランドアンカー工等を計画した。

地すべり対策事業 金山地区 測量・調査・設計業務

施工前
施工前
施工後
施工後
工期 平成24年5月25日 ~ 平成24年11月30日
発注者 岡山県備中県民局 農林水産事業部

業務の概要

本業務は、地すべり対策事業金山地区において、地すべりの運動状況を把握し、地すべり発生機構の解明を行い、適切な対策工事を計画・立案することを目的とした。本業務では、地形測量、既存調査孔を使用した各種調査(地下水位観測、孔内傾斜計観測)、対策工法の検討及び詳細設計を行った。調査の結果、崩積土と基盤岩の境界部をすべり面に設定した。当地区の地すべり土塊の層厚は2~3m程度であり、比較的小規模な表層すべりに近いものであった。対策工法として、鉄筋挿入工+吹付法枠工を計画した。