斜面防災」カテゴリーアーカイブ

吉ケ浦1号線(落石対策工設計)


施工前

施工後
工期 令和2年7月30日 ~ 令和2年11月30日
発注者 備前市役所

業務の概要

 本業務地においては、過去に落石被害の履歴があり、道路及び隣接する建物等への影響が懸念されていた。このため、現地踏査により斜面上の落石源や法面の風化状況を調査するとともに、支障物件及び施工時の条件について確認を行った。また、対策工比較検討では、施工条件や斜面状況の結果を踏まえ、施工性,経済性,維持管理性等の観点から比較検討を実施し、当地の落石条件である小規模落石への対応として最も合理的である対策案『ポケット式落石防護網工』を選定した。

国道180号(落石対策工設計)


施工前

施工後
工期 令和元年7月1日 ~ 令和元年11月29日
発注者 岡山県備中県民局 建設部 新見地域工務課

業務の概要

 本業務は、6月30日未明に落石被害を生じた国道180号(新見市草間地内)において緊急輸送道路としての機能回復および安全確保を目的として落石の原因究明、並びに対策工検討を実施したものである。
 当該業務では、測量および地表地質踏査により、地形や浮石・転石等の状況を把握した後、適合性や機能性の他、施工性,経済性等について比較検討を行い、高エネルギー吸収型落石防護網を選定して対策工計画を策定した。

急傾斜指定地 中村下地区(詳細設計)


施工前

施工後
工期 平成27年7月9日 ~ 平成27年10月30日
発注者 岡山県備中県民局 建設部 井笠地域工務課

業務の概要

業務箇所である急傾斜指定地中村下地区においては、民家裏山が勾配30°以上の急傾斜地崩壊危険区域であり、当該斜面が崩壊した場合、人命・財産に多大な被害をもたらす恐れがあったため、斜面崩壊を防止することを目的として、急傾斜崩壊対策工事を実施することとなった。
本業務は、調査結果から得られた情報を基に、斜面からの流出土砂量を適性に評価し、流出した土砂の堆積土圧、衝撃力に対して安全で現地適合性が高い施設としてモタレ式待受擁壁を選定し、詳細設計を行うものとした。

国道180号(法面工詳細設計)


被災時状況写真

対策工施工後
工期 平成30年7月30日 ~ 平成31年1月31日
発注者 岡山県美作県民局建設部 新見地域工務課

業務の概要

本業務では、国道180号新見市法曾地内において、平成30年7月の豪雨に伴う斜面崩壊が発生したことを受け、地質調査により地層構成等の現地状況を把握し、地形への適合性,施工性,経済性等を勘案しながら災害復旧工法を選定した。本設計では、崩壊斜面において想定されるすべりに対し、鉄筋挿入と吹付法枠工を併用した工法で抑止する設計を行った。

国道486号 改築防災設計


施工前

施工後
工期 平成26年5月27日 ~ 平成26年12月31日
発注者 岡山県備中県民局建設部 井笠地域工務課

業務の概要

当箇所は、国道486号のうち、小田郡矢掛町矢掛地内に位置する南向き法面であり、岡山県道路防災情報管理システムにおける「施設管理番号E486A101」に指定されている。本事業では、自転車歩行者道の拡幅と災害防除施設の築造が計画されていた。本業務では、過年度に実施された予備設計の成果と、本業務に並行されるボーリング調査の結果を踏まえ、道路防災施設の詳細設計を行った。その結果、対策工として待受け擁壁と落石防止柵を計画した。また擁壁背面に鉄筋挿入工併用の吹付法枠を計画し、切土法面の縮小化を図った。

町道大坪線 斜面崩壊対策工設計


崩壊直後

完成後
工期 平成30年5月21日 ~ 平成31年2月28日
発注者 奈義町役場 地域整備課

業務の概要

町道大坪線の切土法面部で、法面の押し出しや湧水等の変状が発生し、斜面崩壊が懸念されていた。このため、地質調査により、地盤の特性や変動状況を把握した上で、今後発生が予想される斜面崩壊の発生機構を解明し、適切な対策工を設計することを目的としていた。しかし、ボーリング調査後の観測途中に、平成30年7月豪雨により斜面崩壊が発生した。このため、崩壊した斜面に対する対策工法の検討を目的として、設計を行った。その結果、斜面内に残存する不安定土塊を完全に排除して良質土に置き換えるとともに、斜面末端部に『かごマット工』を設置し、当該箇所の被災原因として考えられる水位上昇の抑制を図る工法を採用した。

国道374号 道路防災設計業務


施工前

施工後
工期 平成25年10月23日 ~ 平成26年11月30日
発注者 美作県民局建設部勝英地域工務課

業務の概要

本業務は、国道374号の防災カルテ点検箇所の内、J374A102について、道路防災施設の詳細設計を実施したものである。
計画区間は、過年度の調査において『対策工が必要』と判断された箇所であり、道路部への落石被害の影響が懸念されていた。
このため、本業務では、既存の調査資料の確認や現地確認を行った後、当地の条件に最適となる『ポケット式落石防護網工』と『ロープ伏工・小割除去工等』を組合せた対策を立案し、工事発注用成果としてとりまとめを行った。

県道新見日南線落石対策設計


施工前

施工後
工期 平成24年8月9日 ~ 平成25年3月29日
発注者 岡山県備中県民局 建設部 新見地域工務課

業務の概要

当箇所は、県道新見日南線のうち、新見市神郷釜村地内に位置する南向き法面であり、岡山県道路防災情報管理システムにおける「施設管理番号G008A023」に指定されている。法面調査の結果、道路際の斜面には比較的規模の大きな落石発生源が多数存在していることが判明した。現状では、ストーンガードが設置されているものの、可能吸収エネルギーが不足しており、対策工として不十分な状態であった。対策工の選定にあたっては、予防工の併用も含めて比較検討を行った。その結果、高エネルギー吸収型の防護網を採用した。

国道180号法面設計


施工前

施工後
工期 平成24年7月19日 ~ 平成25年3月29日
発注者 岡山県備中県民局 建設部 新見地域工務課

業務の概要

当箇所は、国道180号のうち、新見市千屋実地内に位置する北向き法面であり、岡山県道路防災情報管理システムにおける「施設管理番号G180A050」に指定されている。これまでも、小規模な表層崩壊や落石を含む斜面災害が多発している箇所である。現状では、ブロック積の天端にストーンガードが設置されているものの老朽化が進行し、対策工として不十分な状態であった。対策工の選定にあたっては、斜面崩壊対策と落石対策の機能を合わせもつ工法(切土、法枠など)を数案抽出し、比較検討を行った。その結果、道路際に設置した擁壁とストーンガードで待受け防護する形式を採用した。

法面工詳細設計【県道新見勝山線】


施工前

施工後
工期 平成30年7月27日 ~ 平成30年12月28日
発注者 岡山県美作県民局建設部 真庭地域工務課

業務の概要

本業務では、県道新見勝山線(真庭市若代地内)において、平成30年7月5日から8日の梅雨前線豪雨により発生した斜面崩壊箇所について、災害復旧を目的とした法面工詳細設計を実施した。
地表踏査により被災箇所を確認した結果、道路法面内に限定された小規模な斜面崩壊であると推察されたが、崩壊ブロック内には不安定な土塊が急崖を呈して残存していたため、今後における道路部への影響が懸念された。
このため、簡易貫入試験により残存土塊の深度を確認するとともに、これらの条件を勘案した比較検討を行い、当地において最適工法となる鉄筋挿入工により、法面の崩壊防止を図るものとした。