港湾」カテゴリーアーカイブ

西米崎海岸(止水矢板設計)


施工前

施工後
工期 令和元年8月27日 ~ 令和2年3月19日
発注者 岡山県備前県民局 建設部

業務の概要

 当海岸は、平成23年度に発生した台風12号及び15号の高潮時に、裏法被覆工と根留工の間から漏水が生じたため、老朽化対策事業として、空洞化調査・水位観測・ボーリング等の調査結果を基に、堤防・護岸の老朽化対策の設計が平成24年度に行われている。
 本業務は、前段の老朽化対策事業の一部区間において、標準重機による施工が困難であることから、施工計画の検討及び護岸詳細設計を実施したものである。施工方法としては、港外からの起重機船施工との比較を行い、陸上からの施工が可能で安価となる油圧圧入自走工法を採用し、浸透路長を確保を目的とした止水矢板の施工を行うこととした。

綾浦海岸 詳細設計業務


施工前

施工後
工期 平成28年12月9日 ~ 平成29年8月31日
発注者 岡山県備前県民局 建設部 工務第二課第三班

業務の概要

 牛窓港綾浦海岸の「関町4号護岸」L=33mおよび「中浦(-)1.0m物揚場取付護岸」L=17mにおいては、護岸天端高の沈下、本体のはらみ出し・抜け出し、背後地盤の沈下が発生しており、利用上の問題が生じていた。
 このため本業務では、背後地の沈下等の発生を防止することを目的とし、最適な護岸形式および位置等の検討を行い、当施設における問題解決を図るものとした。

豊浦港マイターゲート(詳細設計)


施工前

施工後
工期 平成25年11月15日 ~ 平成26年3月20日
発注者 笠岡市役所 建設産業部 建設事業課

業務の概要

笠岡市北木島町地内の豊浦港においては、平成16年の高潮により背後地が大きな被害を受けたことから、今後同様の高潮被害を防止することを目的として、物揚場全域に胸壁を設置することとなった。
フェリー乗場背後に位置する胸壁においては、フェリーに乗船するセミトレーラーの通行に支障がでないよう胸壁開口部を広くする必要があった。
その開口部は約21mであり、現地状況から一般的なスライドゲートでは収納場所が確保できないため、本業務ではマイターゲートを採用した。

真鍋島漁港整備測量調査設計業務


施工前

施工後
工期 平成23年9月22日 ~ 平成24年3月23日
発注者 笠岡市役所 建設産業部 建設事業課

業務の概要

真鍋島漁港は、岡山県南西部に位置した笠岡諸島に属する真鍋島内の漁港である。当地域は潮流環境に恵まれ、魚介類の種類も豊富な県下でも希な好漁場である。このため、古くから漁業活動が活発に行われるとともに、風光明媚な笠岡諸島を中心とした観光産業も盛んな地域である。本業務では、地域再生計画において、船舶の出入港の潮待ち時間解消のための泊地整備計画、及び安全な係留と軽労化により、利便性の向上による漁業活動の振興図るためのバリアフリー型浮桟橋整備計画を行った。

海岸保全施設設計【後関西海岸】


施工前

施工後
工期 平成27年12月18日 ~ 平成28年9月30日
発注者 岡山県備前県民局 建設部 工務第三課第二班

業務の概要

本業務は、海岸保全施設「後閑西海岸」において、台風に伴う高潮による浸水被害、および地震発生による液状化に起因した防護機能低下(沈下)への対策を行うことを目的とした。
本設計では、護岸構造を消波ブロックとすることで、波の打ち上げ高による必要天端天端高を抑え、工事の縮減、背後地からの展望の確保を行った。また、地震時に液状化が発生する地盤であることが調査により判明したため、その対策として抑止矢板を計画した。